頭皮湿疹の悩みはシャンプーで解決!どれがおすすめ?選び方は?
頭皮湿疹ってご存知ですか?
頭皮にできる湿疹のことですが、いくつか種類があります。
頭皮湿疹の中でも悩まれている方が多い代表的なものに「脂漏性湿疹」と「皮脂欠乏性湿疹」があります。
簡単にいうとベトベトオイリー頭皮からくる湿疹かカサカサ乾燥頭皮からくる湿疹かの違いです。
頭皮湿疹を予防や改善には色々な要素が関係してきますが、今回は頭皮湿疹対策としてのシャンプー選びについてご紹介します。
頭皮が皮脂まみれになったり、カサカサになる理由
まず脂漏性湿疹と皮脂欠乏性湿疹について簡単に説明しておくと、
脂漏性湿疹は過剰な皮脂が原因となる湿疹で、かさぶたのような大きめのフケがでるのが特徴です。また、フケの原因菌(カビの一種)が増殖することで症状が悪化し、強い痒みが現れることがあります。
一方で皮脂欠乏性湿疹は乾皮症とも言われたりしますが、お肌のバリア機能が失われ保湿できない状態となっていて、パラパラと粉のようなフケが出るのが特徴となっています。
乾燥によって痒みが生じることもあります。
ではどうして脂漏性湿疹や皮脂欠乏性湿疹のような頭皮湿疹ができてしまうのかというと、要因は色々あるのですが、その一つにシャンプーがあります。
どうしてシャンプーが頭皮湿疹の原因となるのかというと、シャンプーに含まれる洗浄成分が理由です。
洗浄成分というと界面活性剤のことですが、有名なのは石鹸です。他にもラウリル硫酸NaやコカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、デシルグルコシドといった成分があり、成分によって洗浄力や脱脂力が異なります。
脱脂力が強いとされるラウリル硫酸Naのような洗浄成分が使われていると頭皮の皮脂を落とし過ぎて頭皮乾燥を招きやすくなります。
またラウリル硫酸Naは頭皮への刺激も強く、頭皮環境の悪化原因にもなります。
頭皮が乾燥すると、頭皮の状態は2つのパターンに変わっていきます。
一つはそのまま乾燥が加速していく。もう一つは皮膚が乾燥を防ごうとして皮脂を過剰に分泌しオイリー肌になる。
シャンプーが頭皮湿疹に関係するのは洗浄成分の脱脂力や刺激といった要素です。
頭皮湿疹対策におすすめのシャンプーの選び方
では脂漏性湿疹や乾皮症などの頭皮湿疹を予防したり、症状を緩和させるためのシャンプーの選び方について紹介します。
脂漏性湿疹などで病院に行くととにかく低刺激なシャンプーを使ってくださいといわれたことがある人もいらっしゃると思います。
頭皮湿疹が出来ている頭皮というのは元気か元気じゃないかでいうと元気ではない状態です。
そんな頭皮に刺激を与えることはさらなる頭皮環境の悪化につながります。
そのため、頭皮にやさしいシャンプーを使うことは大事です。
さらに先ほども言ったように皮脂の奪い過ぎも良くありませんので、脱脂力が強すぎないことが大切です。
硫酸系と呼ばれるラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの成分は避けた方が良いでしょう。
アミノ酸系やベタイン系、グルコシド系といった低刺激かつマイルドな洗浄ができる洗浄成分が使われているシャンプーがおすすめです。
また、頭皮湿疹対策としては色々と成分が配合されているよりもシンプルな成分の方がおすすめです。
成分が少ない方が良いですが、頭皮や髪の潤いを守ったりするための保湿成分などは必要なのでバランスも大切です。
頭皮や髪にやさしいかどうかは、無添加となっている成分を確認するのが一番です。
まとめますと、頭皮湿疹対策としてのシャンプー選びは、
①洗浄成分を確認し、硫酸系などは避ける
②無添加を確認し、なるべく頭皮や髪の負担となる成分が入っていないものを選ぶ
③①と②で候補を絞ったら後は成分数が少ないものを選ぶ
といった3ステップで選ぶことをおすすめします。